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曇り空の朝には。

総合音楽家の日記です。

VOCAL SYNTHでDAFT PUNKの"Doin' It Right"のリフを再現した動画について

VOCAL SYNTHDAFT PUNK"Doin' It Right"のリフを再現してみるっていう動画を上げたんですわ。 


[ iZotope ] VOCAL SYNTH でDAFT PUNKの"Doin' It Right"を再現!!

 

この曲が収録されているRandom Access Memoryは、

大人のテクノファンク、という感じで好きなんですが、この曲はかなり好きな方。

 

80年代風な曲で、この曲の特徴は、

ボコーダーでの『Doin' it right, everybody will be ~』というフレーズ。

 

これが全編にわたって延々と繰り返される。まさにリフ。 

ダフト・パンクはこれまでも、いろいろなアイディアを送り出してきたけど、

いまだにこういうアイディアを形にするのが、やはりすごい。

 

< カバーというよりサウンド再現 >

VOCAL SYNTHというのは、iZotopeがちょうど去年出した、

ボーカル用のエフェクト・プラグイン。 

ちょっとこれを使って、再現してみようと思ったのがきっかけ。

 

まずボーカルを録らなきゃいけないけど、このフレーズはかなり難しい。

早口言葉みたいなもんだから。

 

で実際、出来てない!それなりに練習したけど。

 

< トラックメイキングの前に! >

というわけで、そのボーカルトラックに、VOCAL SYNTHをインサート。

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 プラグインの中では、わりと重い。

 4つのボーカル・プロセッサが搭載。

・polyvox    

  和音。ハーモニー生成
・compuvox

  機械スピーチを再現
vocoder    

  おなじみヴォコーダー
・talkbox    

   ボンジョビなどでおなじみチューブ付のエフェクター

 

 というわけで、一応ボリューム的には値段に見合う内容かと。

 で今回はvocoderとcompuvoxを使用し、重ねることでより厚いサウンドにしてみた。vocoderだけだと、少し物足りないし、compuvoxの音があっていた。 

 


ボコーダの仕組み

通常、ボコーダは、"キャリア""モジュレータ"があって、

この場合、ポリシンセがキャリアで、ボーカルがモジュレータ。

シンセをボーカル音で干渉して、変調させる。


 

< 実際の使い方 >

シンセはミュートしたいけど、完全にミュートするとVOCAL SYNTHに行かなくなるので、プリ・フェーダーを使うことでフェーダーと切り離す。

こうすると送りつつも、フェーダーを下げることで音を出なく出来る。

これ大事!

 

で音造りだけど、とにかく感覚でやったので説明は難しい。

ただし、耳に痛くならないようにはした。

オリジナルと比べるとややキンキンしてるけどもね。

各パラメータの設定を極端にしないように注意。

 

で真ん中にMixフェーダーがあるので、ヴォコーダーは少し少なめに

二つのサウンドを混ぜ合わせたのだった。

 

エフェクターに関しては、フィルターはnew yorkとあるが、

おそらくmoogのフィルタをモデリングしたもので、通すだけで音が締まった気がする。でtransformはアンプだったりスピーカのシミュ。

軽く通すと、それっぽくなる。意外とタイプ多い。

今回はcreepというのが合っていた。

 

< バックトラックについて > 

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TR-808のバスドラをベースに使うと言う、

もはや御馴染みの手法が使われているので、

MODERN SAMPLEpure808という

バスドラだけのサンプル集を使って再現。

他のドラムサウンドは、

Woodshed Audioというところの

サンプル集であるTastemaker vol.1というやつ。

それらをImpactという付属のサンプラーで鳴らしている。

 

シンセは全部、mai taiというStudio One 3の付属のソフトシンセ。

 

< まとめ! >

サウンド、フレーズ微妙な違いはあれど、ほぼほぼオリジナルと

聞き比べても、遜色はない出来にはなったのかなーと。

 

今回、使わなかったtalkvoxも、実はクラフトワークのカバーで活躍中。

 

あと単にヴォコーダの再現だけでなく、いろんなサンプルを使ったりして、

全体のサウンドのカバーも出来たので良かった!!

 

以上!

 

 

音楽制作用パソコンのHDDケーブルを変えたら調子良くなった [ PC不調 対策 ]

HDDケーブルとはマザーボードとつなぐためのSATAケーブル。

最近、パソコンの調子が悪かったけども、以前に

ケーブル変えたらよくなったことがあったので今回もやってみた。

 

ケーブルも劣化する。

デジタルだからこそ、ケーブルは大事だったりする。

これは決してオカルトな話ではないはずだ。

 

デジタルだから間違わないというわけではなく、

デジタルだからこそ間違えるし、しかし同時に

エラーが起きないような対策が張り巡らされている。

 

しかし、それらのデジタルエラー対策にも限界がある。

ケーブルに物理的な問題あると、エラーが増えて、

そのエラー防止、訂正の頻度も上がり

動作に支障をきたす。

 

ここでエビデンスは示さないし、示す能力もないけど

経験論的にも同意してくれる人は多いはず。

 

PC調子悪い時、原因がよくわからない時は、

ケーブル類を変えてみるのも一つの手かもしれない。

 

文: ミウラ義幸

 

 

最新トランジェント系プラグイン! Eventide "Fission" レビュー

Eventideによるトランジエント部分実音リアルタイムに分離させて、各々にエフェクトを掛けられる!という画期的なプラグインについてのザックリとした感想をまとめてみた!

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画像は公式サイトより引用

<FISSION登場!>

Transient(トランジェント)というのは、話せば少し長くなりますが、要は音のアタック部分で発生する瞬間的なノイズ音であり、音の輪郭を形作る上で聴覚上、重要な音成分です。大事ですが、かといって多すぎても耳に痛くなります。デジタル録音は時として正確すぎるので、そのようなことが起きます。

 

当然、実際の音程を司る実音部分とはくっついているので、コンプなどで潰したりはできますが、そこだけを調整するには専用のプラグインが必要です。いわゆるトランジェント系プラグインの出番です。

  

<トランジェント系プラグイン>

Sonnoxによる"TransMod"はTransient Modulatorということでトランジエントを強めたり、弱めたり出来ます。所有してますが、いろいろ便利なプラグイン。 

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 当然、Fissionは、これよりもさらに進化していないと困るわけで。

とりあえず最初はデモを試しました。一ヶ月デモれます。やっぱ一ヶ月くらい使ってみないとわからないですよ、何にしても。

 

新技術、Sturctural Effectsにより、ホントにリアルタイムに分離されます。

真ん中のSTRUCTURAL SPLITにて、分離具合が調整可。

楽器ごとのテンプレートも用意されていますので、スムーズに適応させられますね。

 

GUIもわかりやすくて、見たままです。悩むことはないでしょう!

 

シンプルな構造ゆえ、エフェクターのパラメーターもシンプルです。なんで内部のエフェクターだけでなんとかするというのは現実的でなく、ほかのプラグインと合わせて使うことになります。というってもかなりいろいろ出来ます。

 

<使い道について>

トランジエント調整だと、Transient Effect側でコンプを掛けたり、あるいはStructure SplitSmoothingをかけても出来ます。TransModのような使い方ならばこれだけで十分ですが、他にもいろいろトリッキーな使い方が出来そうです。

 

・それぞれに違ったコンプを!

当然音の性質が違うわけで、それぞれにあったコンプの掛け方をすることで、よりタイトなサウンドになります。これはまさにこのプラグインならでは!

・ドラムのピッチ変更。

アタックのバチッ!という音はそのままに、TONAL側でのピッチ変更でより自然に。

・より深い空間感を!

Transient側はディレイを、TONAL側はリバーヴを掛ける等。

・より自然なコーラスを!

個人的にはこれが一番好き。トランジエントを無視することで、より自然に。トランジエントにはコーラスがかからず、音の輪郭に支障を与えません。

 

とりあえずこんな感じですかね。

 

<気になる点>

サウンドや使い勝手などに関しては、すごい!

ただ各パート、エフェクターが一系統しか掛けられないこと。CPU消費量が若干多いことなどが懸念材料としてあげられますかね。なんたって新技術ですからね。

32bit 44.1kHz buffer256で、10%行くか行かないか、という感じ。

CPUに関しては、今後のアップデートで幾分か改善されるのかな?

 

<まとめ>

地味なプラグインではありますが、間違いなく最新デジタルサウンドの方向性を指し示すプラグインではないかなと!もう手放せないっす。

アナログ録音、あるいはアナログ機材というのは、結果的に程よくトランジエントを調整してくれていたわけで、デジタルは意識的に調整する必要があるのではと思います。

デジタルは耳に痛いなんて、もう言わせない!

 

ハンス・ジマーに音楽を習おう!!Master Class にて

※実際に習い始めたので追記しました。

 

本人から学べる時代

Youtubeの宣伝で見て、今ものすごく気になってるのが、 

このハンス・ジマーによる通信教育講座。

 

ハンス・ジマーといえば、ここ数十年の映画音楽で、なくてはならない存在で

インセプション“シャーロック”とかダークナイトなどのビッグタイトルの音楽を担当。

  

で映画音楽だけでなく、ファレル・ウィリアムズ"Gust of Wind"

youtu.be

などの弦アレンジも担当するなど、幅広い活動を行っている人です。

 

やっぱ単純にいいんですよね、メロディというか旋律が。

音の厚みもすごいし、爆音映画館で聴いてみたい。

ただ弟子であろう人達も含め、映画やゲームの音楽がハンズ・ジマーっぽいのばっか、

という風潮なのも否めないですけどもね。でもかっこいいんで!!

やっぱ今、現役の映画音楽家といえばこの人でしょう。

あと映画音楽だとヴァンゲリスとかも好きっすね。やっぱシンセ!

 

で2017年初頭に開設ということなんで、そろそろですかね?

およそ一万円ということで、むしろ安いくらいもんで、始まったらぜひやってみたい!

当然英語オンリーで、英字幕くらいはあるかもしれないけど、こういう時にやっぱ英語ちゃんと勉強しなきゃなーって思う。 

一回登録すれば、動画は永続的に見れるだろうから、繰り返し見ればいいですけどね。

(一度購入したものはずっと見れるようです。) 

 

と同時にDeadmau5も講座を開いているようで、コチラも気になる・・・!

 

今はWebを通じて、いろいろ学べる良い時代。

というかガンガン学んでいかないといけない時代なんだな、と思う今日この頃。

 

追記!

4月に入り、開始になっていたので早速やってみました。

基本としては、やはり映画音楽が主題。

 

今のところ3分の1って所ですが、面白いですね。

前半なので、心がけとか映画音楽の仕事をする上での注意点とかが多いですけど。

 

それで思わぬ収穫が、ハンス・ジマーが使っているソフトシンセがわかったこと!

ご存知の方はいたと思いますが、u-hezebraというシンセ。

u-heはpro-oneの質の高いモデリングなどで、名前は知っていたんですがこれを機に今まさにzebraを試しています。

壮大な音もベーシックな音もこなせるシンセで気に入りました。

なにより軽いのがいいなぁ、と少しUIを含め操作、音作りはややこしそうですが、

慣れたら何でもできそうです。

 

と言う感じで、まぁゆっくり見ていこうかなぁと思います。

 

 

文 ミウラ義幸

iZotope "10 Tips for Creating Better Mixes" の感想 [ Week 2: Balancing like a music lover, not like an engineer ]

iZotopeによる新春企画の二週目。かなり本質的な話が出てきます。

というか今、3週まで見ましたけど、たぶん全部基本的なことであり、

かつ実践するのは難しいヤツですよね。言うのは簡単だけどっていう、アレ。

  

 

さて二週目のビデオは、3番目の豆知識だけで構成されています。

 

既にタイトルに出てるように、

“エンジニア”ではなく、

“ミュージック・ラヴァー”として

バランスをとれ!

 

という内容でした。

 

一週目はMix前の下準備で、今週からいよいよ実際の作業に移るわけです。 

とりあえずプラグインを使わず、まずはザックリとしたラフミックスを施そう!という流れのようです。

 

バランスというのは、mixにおける各楽器の相対的大小関係です。

基本的にそれをどう設定するかは自由なわけだけども、

どうしても無難なバランスにしてしまいがち。

 

自分の好きなバランスでいいんだよ、聴いてかっこよければいいんだよ。

言うのは簡単だけども、そうやりつつもきちんとMixを成立させるのは難しい。

 

レヴェルメーターとかFFTメーターを見ながらといっても、

やっぱいろんな楽器ごとに特性が違うから、あてにならん部分もあるわけで。

最後はやっぱり自分の感覚を信じる!とならざるを得ないわけです。

というかメーター類は人間の感覚をそのまま反映した作りになってないし、最終的に聴くのは人間ですんで。

  

もちろんあまりに自分の好き勝手やるんじゃなくて曲を

どう解釈するんだっつうことが絡んでくるわけで、そこを含めてのって話だと思います。

 

というわけで、三週目の動画の感想も近々。

 

 

文: ミウラ義幸

 

 

 

iZotope "10 Tips for Creating Better Mixes" の感想について [ Week 1: Developing good mix habits ]

 

Neutronの衝撃も記憶に新しいiZotopeによる新春企画。

『いいミックスを作り出すための10個の豆知識』の感想をまとめます。

 

 

申し込みだけして忘れていたけど、三週目のメールが来て思い出した。

というか一週目と二週目のメールきてないっぽいんですけど・・・。

 

 

www.izotope.com

 

今からでも登録可能。メールのアドレスからアクセスする方式みたいです。もちろん英語だけだけど。

でもyoutubeの動画には普通にアクセスできるっぽいすけどね。

 

iZotopeのスタジオで実際の作業と、二人のホストによるトークを交えつつ、

よりよいミックスを行うための10個の秘訣をタダで教えてくれるとな!

 

とりあえず各回ごとに簡単な内容のまとめと感想を記していけたらな、と思っとります。

 

というわけで一回目の動画を見た。

 

内容としては、ミックスを始める前の下準備、という感じ。

 

一回目のビデオには、二つのTipsが紹介されていた。

 

 

・その曲の構造を見極めろ!

・自分のミックスがやりやすいように、作業環境を整えるべし!

 

 

だいぶ意訳がはいってますが、こんな感じでした。

貧弱なリスニング力なんで参考程度で。

 

まず送られてきたセッションファイルを開いて最初にすることは

聴くこと!

 

当然ながらその曲がどういう構造をもっているか?

ということを理解しないと始まらない。

どういうサウンドか、各楽器の細かいフレージングなども確認。

必要ならばメモ書き出したりもした方がいいよ、的な内容。

 

 

二番目は正に事務作業的内容。

でもこれが意外と大事。

 

ミックスを始める前に、トラック並び替えたり見やすくしたり

必要なら各オーディオクリップの編集など。

したごしらえ、下準備ですな。

  

とまぁ実際ミックスやってる人には当然のことだろうけど

とても重要なTipsでした。

 

 

文 ミウラ義幸

 

 

 

 

Pioneer "Toraiz AS-1 Monophonic Analog Synthesizer"が気になる。NAMM 2017 観察記 2

 時差を考えれば、NAMM 2017ももう終わっている頃なんだろうか。

"REV2"について書いたけど、もう一つ気になったのがあった!

 

たぶん毎回DSIのデモやっている人かな? 

youtu.be

この動画は、その人が"REV2"についてのインタヴューを受けているものなんだけど、なんか横にあるんですよね。まぁ軽く説明するんだけど。最初はよくわかってなかったけど、よくよく見たらワクワク感ハンパーねー新作シンセだった。

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画像はPioneer公式サイトより引用

 

それがこのPioneerによる Toraiz AS-1 Monophonic Analog Synthesizer

Toraizと言えば昨年発売されたPioneerによるサンプラー"SP-16"で、

Dave SmithとのコラボでDSIのアナログフィルターが搭載。

 

シーケンサーのボタンからしてもAIRA TR-8を意識してるわけで、

今回いよいよTBっぽいのが来ちゃったよ・・・。

 

しかもDSI Prophet6と音源同じ!

 

でメタリックな造りっぽいっすね。

ノブもDSIのとは違って頑丈そうだー!(個人の感想です。)

 

そんで実売は5万くらいかな。いいかもしんない!

 (国内価格は59,800円だった。うん、まぁ。)  

それにしても公式トレイラーだけどDave Smithがほぼ前面に押し出されているなー。

DSIから出されているかって思うくらい。実質的にDaveのアイディアが主なんだろうか。自由にやってますよね。

  

これは世界中でヒットするんじゃあないかなー。

 

ただひとつ気になったのはLFOノブがロータリーコンバーターっぽいこと。

LFOはこの手のタイプの機材ではしょっちゅう弄るだろうから、

可変抵抗器の方がいいと思うんだけども・・・。

 

それ以外は後発ものだけあって洗練されている気がする。

  

REV2は無理でも、これは普通に欲しい・・・。